- でんし
- I
でんし【伝使】律令制で, 伝符(デンプ)を持ち, 伝馬(テンマ)を利用して公用の旅をした者。IIでんし【伝屍・伝尸】肺結核の古称。 [医心方(一三)]IIIでんし【殿司】律令制の後宮十二司の一。 行幸の輦輿(レンヨ), 殿庭の清掃, 灯燭・薪炭の管理などをつかさどった。 とのもづかさ。 とのもりづかさ。IVでんし【殿試】中国で, 科挙の最高段階の試験。 殿中で天子自身が進士及第者に対して行なった。 唐の則天武后に始まり, 明・清代まで行われた。 廷試。Vでんし【電子】素粒子の一。 記号 e , 負の電気素量をもち, スピン1/2, 質量 9.1×10-³¹ キログラムで安定。 レプトンに属する。 原子核のまわりに分布して原子を構成。 物質内の電子の状態が物質の性質を決める重要な要素であり, またすべての電磁現象の根源である。 エレクトロン。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.